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JAL初のエアバス機「A350」、国内線用でも電源など利便性高く

  • 2019年6月23日

 日本航空(JL)は6月20日、A350-900型機初号機のメディア向けお披露目会を開催した。JL初のエアバス機としてB777型機の後継機となるA350型機は、9月1日から国内線に投入する計画。メディア向け内覧会でJL代表取締役社長の赤坂祐二氏が「自信を持って送り出すことができる」と強調する同型機を写真で紹介する。

  • 全体の53%に炭素繊維複合材を使用し、機体の軽量化を実現。側面にシンボルカラーの赤でA350の文字を大きく配したのも特徴だ

    機体には新素材を採用

  • エンジンは、日系航空会社の機材では初の導入となるロールス・ロイス製新世代エンジン「Trent XWB」を採用。騒音の抑制や燃費性能の向上、二酸化炭素・有害物質排出量の低減を実現した、ちなみにXWBは「エクストラ・ワイド・ボディ」を意味する

    新世代エンジンを搭載

  • コクピット内には6枚の大きなディスプレイがあり、運航に必要となる多くの情報を一括管理

    コクピット

  • エアバス機の特徴であるサイドスティック。操縦桿の役割を果たすもので、細かい操作にも機敏に反応して安定した飛行が可能という

    サイドスティック

  • 国内線ファーストクラスは2-2-2の12席。ソファのような座り心地で快適に過ごせる。電動リクライニングシートや電動マッサージ機能も搭載し、収納スペースも豊富だ

    ファーストクラス

  • ファーストクラスの肘掛け部にはカクテルトレイを装備。テーブルを出さなくてもドリンクを置くことができる

    カクテルトレイ

  • ファーストクラスはもちろん、クラスJ、エコノミークラスも含め全席にUSBポートと電源を装備した

    電源・USBポート

  • ファーストクラスのモニターには15.6インチモニター。国内線では日本で最大級という

    国内線最大級のモニター

  • ファーストクラスの各座席には、可動式センターディバイダーを搭載。座席自体も大型シェルで囲み、プライバシーに配慮した

    可動式センターディバイダー

  • クラスJは2-4-2の94席。日本の伝統色でありJLの色でもある「赤」を基調としたシートデザインを採用した。シートピッチは約97センチメートル

    クラスJ

  • クラスJのシートにはファーストクラス同様、カクテルトレイを装備。上部には個人用リーディングライトを設置した

    クラスJシート

  • クラスJのモニターは11.6インチでリモコンも付属

    クラスJ用モニター

  • 各座席にはテーブルトレイを設置。食事はもちろん、パソコンでの作業などにも利用可能だ

    テーブルトレイ

  • エコノミークラスは3-3-3の263席。シート幅は44センチメートル。小物入れやジャケットフックなどの収納スペースも豊富だ

    エコノミークラス

  • エコノミークラスでも各席に10インチの個人モニターを設置。映画やテレビ番組だけでなく、フロントビュー、ウイングビューの2つの機外カメラによる映像も楽しめる

    エコノミークラス用モニター

  • 電源やUSBポートだけでなく、カップホルダーも設置。エコノミークラスでもテーブルを出さなくてもドリンクを置くことが可能だ

    電源&カップホルダー

  • 可動式のヘッドレスト。足元の広さに繋がるシートの薄さにも目がいく

    ヘッドレスト

  • オーバーヘッドビンは、キャスター付きバッグも余裕で収めることができる大容量

    オーバーヘッドビン

  • 窓の大きさは高さ約42センチメートル、幅約27センチメートル

  • トイレもゆとりを持った設計

    トイレ