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ヨーロッパ高速鉄道の旅、サービス充実でビジネス需要も

  • 2010年9月3日

 レイルヨーロッパは現在、ビジネス需要の獲得を強化している。このほどレイルヨーロッパが、アマデウス、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とともに実施したプレスツアーでは、ビジネス需要に適したTGV、ユーロスター、タリス、ICEの各路線で乗車を体験した。出発駅が市内中心地に近いというメリットだけでなく、主要駅には必ずあるというラウンジ、車内での食事など、提供するサービスも充実している。アマデウスとの提携深化により、日本の旅行会社にとっても販売機会の増加が見込まれるヨーロッパの高速鉄道について、車内やラウンジの様子を写真で紹介する。


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取材協力:アマデウス、レイルヨーロッパ、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)
取材:松本裕一

  • 2007年にユーロスターの発着駅がウォータールーからセント・パンクラス・インターナショナルに変更。主要路線の時間短縮につながった。レストランやショップなど“駅ナカ”も充実

    ロンドン・セントパンクラス駅

  • ロンドンのセント・パンクラス・インターナショナル駅でユーロスターに乗車。ロンドン/パリ間の移動では、8割以上のシェアを占めているとのこと

    ユーロスターの乗車風景

  • 多くの高速列車では、ファーストクラスで“車内食”が提供される。航空会社との競争のなかでサービスの充実が進められている

    ユーロスターの朝食

  • カンヌ駅からTGVに乗車。時間(Heure)とプラットフォーム(Voie)などはフランス語表記だが、事前に説明を受けていれば問題ないレベル

    カンヌ駅の電光掲示板

  • TGVでカンヌからパリへ。列車編成表(Composition des trains)で自分の乗る車両の位置を確認する

    列車の編成を確認

  • TGVの車内から地中海を望む。列車での移動の醍醐味は、やはり車窓からの眺めだろう

    カンヌ/パリ間の車窓(その1)

  • TGVのカンヌ/パリ間で途中停車したレザルク・ドラギニャン駅。たった数時間の乗車の間に、多様な景色を眺めることができる

    カンヌ/パリ間の車窓(その2)

  • TGVファーストクラスの車内。非常にゆったりしたつくり。1人でくつろげるシートも用意されている

    TGV車内

  • TGV車内で撮影。シート間のテーブルの下にはくず入れが設置されている

    くず入れ

  • TGV車内の「サイレントカー」マーク。携帯電話だけでなく、おしゃべりも原則禁止とのこと

    サイレントカーのマーク

  • ICEも座席配置は2-1。頭上の黒いパネルに名前が書いてある場合は予約済み

    ICE車内

  • ドイツらしいすっきりとしたデザインのシート

    ICEファーストクラス座席

  • セカンドクラスでは、中央の肘置きは共有。ただし、ヘッドレストなど快適さへの配慮は忘れていない

    ICEセカンドクラス座席

  • ICEには個室も用意されている。車内でミーティングも可能だ

    ICE個室

  • ICEの先頭車両。運転台がよく見える。ただし、人気が高く予約が取りにくいとのこと

    ICE先頭車両

  • 連結作業中のICE。鉄道ファンにはたまらない光景とのこと

    連結作業中のICE

  • タリスのファーストクラス車内。列車同様、シックな赤が特徴。ブリュッセル/ケルン間で約2時間乗車

    タリス車内

  • タリス車内の売店。アルコールやスナック類も販売している

    タリスバー

  • タリスの車内でインターネットに接続。ビジネスでの利用にはありがたいサービス

    車内でネット接続

  • タリス車内の荷物置き場。電車での旅行の場合、荷物はできる限り軽くしたほうが吉

    荷物置場