NOE影山新社長、業務渡航とレジャーで相乗効果発揮めざす

  • 2013年5月27日

NOE代表取締役社長の影山克明氏 エヌオーイー(NOE)代表取締役社長に3月27日付けで就任した影山克明氏がこのほど本誌インタビューに応じ、主力である業務渡航部門の強みを生かしつつレジャー部門をテコ入れし、同時に両部門を連携することで新しいビジネスモデルを構築していきたい考えを示した。

 NOEでは2012年12月期の決算で、売上高255億4100万円、経常利益8000万円を計上しているが、レジャー部門は「赤字体質といってもいい」状況。影山氏はこれを3年間で黒字化する目標を設定し、この達成に向けまずは組織改正を実施した。

 従来は「新日本トラベル」ブランドのリテール部門と「スカイツアー」ブランドのホールセール部門に分かれ、さらにスカイツアーは東名阪の3拠点ごとに独立し、合計4部署が「セクショナリズム」に陥っていたところを、仕入れとホールセール、リテールの3部署に集約し、新設したレジャー営業本部の下に置いた。レジャー営業本部長は影山氏が兼任する。

 さらに、レジャー部門と業務渡航部門も連携。業務渡航での優良顧客にレジャーの旅行を販売する試みで、「長年仕事用のオーダースーツを買っていただいている優良顧客に、カジュアルジャケットやシャツもご提案する」イメージ。顧客のサイズ、好みの色や社会的地位、家族構成などすでに保有しているデータを活用することで、「お客様が気づいていないお似合いの色のシャツ、派手目のジャケットをお勧めすることもできる」との考えだ。


※インタビューの詳細は後日掲載予定