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【コラム】衝撃、海外で観光産業に従事する日本人の4割が失職

 【壊滅的な被害の観光業界、4割以上が「仕事を失った」】というタイトルのプレスリリースが先週編集部に届きました。これは、海外在住日本人とその地を訪れる日本人をマッチングするサービスを行う株式会社ロコタビが在外邦人対象に2020年8月15日~19日に実施し、1,943件の回答を得たアンケートの結果です。

 仕事を失った人が43%、収入が減った人49%(この内5割以上減った人30%)となっており、実に9割を超える人が失職又は収入減と言う惨憺たる状況です。

 日本人の海外渡航が事実上ゼロの今、当然の結果なのかも知れませんが、具体的な数字で示されると驚きを通り越して恐怖を感じます。このままでは大半の方が異業種へ転職又は帰国を余儀なくされると思われ、そうなってしまってはコロナが収束し需要が戻った時、現地で実際我々のお客様をサポートしてくれる方々はもう居ません。

 我々はこの状況を看過していて良いのでしょうか?我々自身も極めて厳しい状況の中、直接的な支援は難しいでしょうが、海外在住日本人に対する支援の必要性を訴える、海外在住の方々と「オンライン海外旅行」を企画造成する、現地でしか出来ない業務の代行を依頼する等々、それぞれが出来る範囲でやれることをする事が、旅行業界或いは旅行者の将来の為にも必要なのでは無いでしょうか。


 ※8月のトラベルビジョンのメール配信登録は新規と退会を相殺してもお陰様でプラスで推移しております。しかしながら、退会される方々の大半が「旅行業を離れるから」と言う理由をお書きになっており、この理由での退会はコロナ前に比べると激増しています。

 日本国内での観光産業従事者の動向も大いに気になるところですので、出来るだけ早急に調査を行い、お伝えしたいと思います。