エア・カナダ、六本木に「プーティン・カフェ」、就航地の多様さアピール

  • 2019年11月29日

「Poutinerie By Air Canda」外観 エア・カナダ(AC)は11月29日から12月7日までの期間限定で、六本木ヒルズのヒルズカフェ&スペースで「Poutinerie By Air Canda」をオープンする。日本に専門店もあるカナダ料理「プーティン」を提供するカフェで、ACの路線網をアピールすることが目的。ACアジア太平洋地区統括支社長のワイス貴代氏によると、これまでロンドンやボストン、ワシントンDC、デンバーでは開催してきたものの、アジアでは初めて。

 プーティンはフレンチフライ(フライドポテト)にグレービーソースと、牛乳などに酸などを加えて凝固させた「チーズカード」をかけて供するもの。カフェでは、ケベック、イエローナイフ、カルガリー、トロント、バンクーバー、ニューヨーク、ラスベガス、オーランド、ハバナ、リマの10路線について、それぞれの就航地をモチーフにしたプーティンを用意し、カナダのビールやワインとともに販売する。

VRでビジネスクラスを体験 ワイス氏によると、今回の取り組みは「ACがグローバルな会社になっていることをアピールする」ことを目的としており、10路線は「ACで行くのが一番便利と自信を持って勧められる」ことを基準に選んだという。

 カフェでは、プーティンを販売するだけでなく、ACの機内サービスを体験できるVRコーナーや、イエローナイフ、ラスベガス、ハバナの3都市をイメージしたフォトブースも設置。期間中にTwitterかInstagramに「#エア・カナダ」と「@aircanada」のタグを付けてプーティンを投稿した来店者を対象に、毎日1組2名に航空券を抽選でプレゼントするキャンペーンも実施する。

ハバナのフォトブース なお、プーティンの種類は、例えばケベック州は「クラシック・プーティン」としてアレンジをしていないものを提供するほか、カルガリーは「ロデオ・ポテト」で牛肉のステーキをトッピング。このほか、リマについては「インカの風」と題して、エビのセビーチェと赤玉ねぎにレモンマヨネーズを合わせるなどしている。

 プーティンとワイン、ビールは1つまたは1杯500円で販売し、売上はすべて日本赤十字社の台風19号災害義援金と子供地球基金に寄付する。