産業観光まちづくり大賞、金賞は岩手県の広田湾遊漁船組合

 全国産業観光推進協議会(須田寛会長)と日本観光振興協会(山西健一郎会長)が主催する第13回「産業観光まちづくり大賞」の金賞に、岩手県陸前高田市で漁業体験などを通して地域の産業活性化を図る広田湾遊漁船組合が選ばれた。

 グランプリにあたる金賞を受賞した広田湾遊漁船組合は、遊漁船資格を持つ漁師らで組織。日本酒やワインなどを広田湾に沈めて熟成させる「海中熟成」体験プログラムという斬新な企画や本場の漁場見学など、産業間連携、地域連携を取り入れたプログラムの構成力の高さ、先進性などが高く評価された。

 そのほか、経済産業大臣賞には地元伝統産業「高岡銅器」メーカーとして産業観光に取り組む能作(富山県高岡市)、観光庁長官賞には真珠に関する体験で地域を盛り上げる志摩市(三重県)、銀賞には名物のお好み焼き体験を組み込んだオタフクソース「Wood Eggお好み焼館」(広島市)、奨励賞にはごみ処理施設を核としたインフラ・エコツーリズムに取り組む武蔵野市・武蔵野市観光機構(東京都)がそれぞれ選ばれた。

 10月25日に大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれる「全国産業観光フォーラム」で表彰される。


情報提供:トラベルニュース社