日旅と読売が包括提携、まずはJR豪華列車商品、南極クルーズも

  • 2019年9月30日

 日本旅行と読売旅行は9月30日、包括的業務提携契約を締結したと発表した。「両社の強みを活かした企業価値・ブランド価値の向上、およびお客様へのサービス強化」を目的としたもので、「対等な立場から連携を深める」とともに、JR西日本グループと読売新聞グループの強みを活かして、募集型企画旅行や法人営業、訪日営業、地方創生関連事業に関して、品質の向上や相互での販売拡大などに取り組むとしている。

 まずは「2社連携商品」として10月1日に、JR東日本のハイグレード車両「なごみ(和)」を利用して日光東照宮や紅葉のいろは坂、中禅寺湖などを巡るツアーを発売。添乗員が同行する共同主催の1泊2日のツアーで、日本旅行は「豪華列車なごみに乗車 秋の世界遺産の旅」、読売旅行は「ハイグレード車で行く日光東照宮」の名で販売する。「なごみ」は各コースの片道のみ貸し切りで利用し、11月16日に出発し復路のみ利用するコース、翌17日に出発し往路のみ利用するコースの2コースを設定。それぞれ2社合計で80名を募集する。

 海外旅行については、すでにヨーロッパ方面とアジア方面への添乗員付き共同催行ツアーを発売中。19年度下半期の目標送客数は、それぞれ2社合計で500人、1000人としている。また、今後は2021年1月18日に出発する14日間の南極クルーズツアーも発売を予定しており、目標は300名。