全日空、悪天候のためのキャンセル保険発売、取消料など補償
全日空(NH)と東京海上日動火災保険は10月1日から、NHウェブサイトで国内線用のキャンセル保険「そらもよう」の販売を開始する。搭乗予定便が悪天候により欠航のおそれがあると判断された場合に、5日前から航空券のキャンセルを可能にするもので、取消手数料と払戻手数料を補償する。両社によれば、このようなケースのためのキャンセル保険は日本では初めて。加入料金は300円から。
購入者には搭乗の5日前から、日本気象協会が気象予測に基づき算出した欠航リスクに関する情報を通知。悪天候により欠航のおそれがあると判断された場合は、航空券をキャンセルしても手数料が免除される。これまでは搭乗の直前まで、手数料免除での悪天候航空券キャンセルが可能でしたが、利用者からは「余裕をもって旅行の実施可否を検討したいので、もっと早めに取消手数料を免除できないか」などの声が寄せられていたという。
また、搭乗予定便が悪天候により6時間以上遅延したり欠航となった場合は、代替交通機関や宿泊などのための補償金として1万円を支払う。そのほか、急な出張などにより予定便をキャンセルせざるを得ない場合、目的地でのイベントが中止または延期された場合など、天候によらないキャンセルについても補償対象とする。