Amazonが旅行進出、インドで航空券販売、現地OTAと提携で
複数の海外メディアが、Amazonがインドで航空券の販売を開始したと報じており、日本からもインド向けサイト上で国内線の販売ページが確認可能だ。
報道によると、インドのOTAであるCleartripが機能を提供しているもので、Vistara UKやGoAir、SpiceJet、Indigoなどの航空会社の便を予約可能。5月31日までの期間限定で、最大2000ルピー(約3150円)のキャッシュバックを謳っているのが特徴だ。
キャッシュバックはAmazonギフトカードの形で提供されるもので、航空運賃の額によって8000ルピー未満、8000ルピー以上2万ルピー未満、2万ルピー以上の3カテゴリを設定。2万ルピー超の航空券の場合、プライム会員であれば2000ルピー、非プライム会員では1600ルピーがキャッシュバックされる。
このほか、Amazonで航空券を購入するメリットとして、「最小のキャンセル料(Amazonからのペナルティなし)」「運賃の透明性(見えない手数料などの徴収なし)」「キャッシュバックの簡単さ(手続き不要)」「予約の簡単さ(Amazon会員のアカウント情報をそのまま利用可能)」の4点を挙げている。
報道では、Amazonは2015年頃にホテル予約サービスを開始したものの数ヶ月で閉鎖しているといい、当時は自前での仕入れをめざした一方、今回は他社との提携を選んだことに着目する記事が散見される。また、今後のさらなる展開として、Expediaなどを買収する可能性にも言及されている。