てるみ、債権者の弁済率は1.9%、労働債権は約2500万円に

  • 2019年3月14日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、てるみくらぶの第4回債権者集会が3月13日に開催され、旅行者など一般債権者の配当予定率が1.9%になることが報告されたという。配当される予定の額は、公租公課1500円のほか、元従業員の優先労働債権が2494万4583円、そして一般債権が2億7135万7831円。

 この一般債権用の2億7135万7831円の配当予定額に対して、届け出られた債権総額は151億7341万6330円で、このうち否認分など約8900万円を除いた142億8237万5176円が評価額となり、評価額を配当予定額で割った配当予定率は1.9%となる。

 TSRでは破産管財人のコメントとして、航空会社の販売奨励金や関係会社の株式売却、貸付金の回収、税金還付などにより配当用の資産を積み上げたほか、「社員の机の中から現金1000万円を回収」したことも紹介している。