東京のキャプテンツアーズが破産開始決定、関連会社も

  • 2019年1月28日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、東京・新橋のキャプテンツアーズと、その関連会社で旅行者向けの物販を手がけていたフルハート&プレゼンツはこのほど、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債額はキャプテンツアーズが約2100万円、フルハート&プレゼンツが約460万円で合計は約2560万円。

 キャプテンツアーズは1993年に、フルハート&プレゼンツは98年にそれぞれ設立。キャプテンツアーズは日本旅行業協会(JATA)の正会員の第3種旅行業者で、一般および法人向けにアジアや北米などへの旅行を扱っていた。2002年3月期には売上高が約5億円に達したが、その後は需要減や競争激化から減収が続き、17年3月期の売上高は約2億円にまで減少。資金繰りも悪化し、昨夏には事業を停止したという。

 なお、TSRによれば「倒産により被害を受けた旅行客は確認されない」とのことで、JATAも現時点では弁済に関する案内をしていない。