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全日空、豪・パース線に就航へ、来年9月からデイリー

  • 2018年12月26日

NHにとって50機目のB787型機(ボーイング社イメージギャラリーからダウンロード) 全日空(NH)は2019年9月1日、成田/パース線に就航する計画だ。NHにとってはシドニーに続く2路線目のオーストラリア路線で、世界では貨物便を含めて45番目の就航都市となる。使用機材はB787-8型機の予定で、座席数はビジネス32席、エコノミー152席。

 成田/パース線は、カンタス航空(QF)が11年5月まで運航していたが以降はオフラインの状態となっていた。そうした中で今回は、西オーストラリア州政府観光局(TWA)が州政府やパース空港などと共同で長年に渡って続けてきた路線誘致の活動が実を結んだ形だ。

 NHは、18年度から22年度までを対象期間とするANAグループの中期経営戦略のなかで国際線事業を柱とした成長戦略を描いており、未就航エリアへの路線網拡充に取り組んでいるところ。資源ビジネスが盛んで日系企業も多く進出するパースの直行便需要を獲得可能と判断した。

 TWA日本局長の吉澤英樹氏は、NHの発表を歓迎したうえで「パースは、ここ数年に渡る都市再開発事業によって大きく様変わりし、14年と比べて3000室以上増床したホテル、6万人収容の大規模スタジアム、最新設備を整えたコンベンションセンターの建設など、様々なインフラの充実は目を見張るものがあります」とコメント。

 また、今後はNHとの共同キャンペーンを含めて継続して年間を通して安定的に送客する枠組みを構築していきたい考えで、教育旅行やMICEなどの取り込みにも積極的に取り組んでいく方針だ。一方、2011年からのオフラインの期間、TWAは地域ごとにアジア系航空会社と協力して送客体制を構築してきており、NHの国内線との兼ね合いもあるものの、引き続き良好な関係の維持をめざしていく。

NH、成田/パース線運航スケジュール

便名出発空港出発時間到着空港到着時間運航日
NH881NRT11時10分PER20時15分毎日
NH882PER21時45分NRT08時25分(+1)毎日
※訂正案内(編集部 2019年1月8日14時01分)
訂正箇所:第1段落第3文
誤:B787-9型機

正:B787-8型機