ANAグループのANAビジネスジェットとJTBはこのほど、日本市場におけるビジネスジェット利用の新規需要の開拓を目的に業務提携契約を締結した。JTBは2016年11月に、ロイヤルロード銀座にビジネスジェット専門デスクを設立しており、ビジネスジェットの利用促進に取り組んできたところ。今後は富裕層や法人顧客を対象に、ANAビジネスジェットが手配するビジネスジェットのチャーターサービスを提案していく計画。

　ANAビジネスジェットはANAホールディングスと双日がビジネスジェット手配会社として7月に設立。全日空（NH）が定期便を運航する北米などからその先へと乗り継げるビジネスジェットや、日本から直接海外の目的地に直行するビジネスジェットのチャーターなどを手配しており、3年から5年で年間売上高10億円規模をめざしているところだ。12月以降は欧州のビジネスジェット運航会社数社と業務提携し、フランクフルト経由で欧州域内のチャーター手配も開始する。