JTBグループ12社（※）の2018年7月の旅行取扱概況で、海外旅行、国内旅行、国際旅行を合計した総取扱額は前年比3.6％減の1436億2800万円となった。海外旅行が521億9900万円で0.9％増ながら前年を上回り、国際旅行が10.0％増の69億1200万円となったものの、国内旅行が7.1％減の845億1700万円と苦戦した。

　海外旅行のうち団体旅行の取扱額は6.0％増で、一般団体が3.4％増、教育団体が10.1％増。また、企画商品は5.9％減となっており、このうちルックJTBとJTBお買得旅は5.1％減、メディア企画商品は1.1％減であったものの、支店独自の商品などその他の部門が低迷したという。

　海外旅行全体の取扱人数は4.9％減であったが、方面別では韓国が19.0％増、欧州・ロシアが4.9％増、中国が1.8％増とプラス成長。また、ルックJTBとJTBお買得旅のみの取扱人数は15.5％減で、方面別の伸び率上位は韓国が39.2％増、オセアニアが6.7％増、欧州が1.2％減であった。

　一方、国内旅行では団体旅行が0.3％減とほぼ前年並みであったが、企画商品が8.5％減と苦戦した。団体旅行の内訳は一般団体が1.1％増、教育団体が6.4％減。また、企画商品のうちエースJTBは14.5％減で、方面別の上位は東北が0.3％減、関東が5.5％減、中部が13.9％減となった。