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JTB、バス2社と共同で新会社設立、「SKY HOP BUS」全国展開へ

  • 2018年7月4日

3社の代表による記念撮影  JTBは7月4日、日の丸興業自動車および京阪バスのバス事業者2社との共同出資により、このほど新会社「スカイホップバスマーケティングジャパン」を設立したことを発表した。日の丸自動車興業が2012年から都内で3ルートを運行している観光バス「SKY HOP BUS」の企画・営業を担うもので、JTBのネットワークを活かして全国展開し、訪日外国人旅行者などの獲得をめざす。まずは19年内に都内で新ルートを開設。同年春には京阪バスの運行により京都での運行開始をめざし、その後は大阪への進出も計画する。

 資本金および資本準備金はともに1億5000万円で、出資比率は日の丸自動車興業が56.6%、JTBが33.4%、京阪バスが10.0%。代表取締役社長は日の丸自動車興業社長の富田浩安氏が務める。

高橋氏  4日の発表会見では富田氏、JTB代表取締役社長の高橋広行氏(高ははしご高)、京阪ホールディングス代表取締役社長CEO兼COO執行役員社長の加藤好文氏が挨拶。富田氏は「スピード感のある体制づくりが3社の共通認識」、高橋氏は「訪日旅行に限らず国内旅行の活性化もめざす」、加藤氏は「我々が中計の戦略として掲げた『観光競争』に合致する」などとコメントし、それぞれ事業拡大に意欲を見せた。今年3月にJTBと包括連携協定を締結した東京都は、知事の小池百合子氏によるメッセージを寄せ「訪日旅行者の利便性向上に期待する」と伝えた。

「スカイホップバス」のデザイン  「SKY HOP BUS」は屋根なし・2階建ての観光バスで運行する、大人1枚3500円の1日券で24時間以内の乗り降りが自由となる、いわゆる「Hop on Hop off Bus」。「浅草・スカイツリー」「お台場」「六本木・お台場」の3コースを運行しており、利用者の9割を訪日外国人旅行者が占める。JTBによれば、同様の観光バスは世界の150都市以上で運行され、国外からの個人旅行者を中心に人気を博しているという。

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