JTB、「リモート接客」店舗新設、リアルと同等サービス提供へ

  • 2018年6月11日
店舗内観イメージ

 JTBは6月15日、リモート接客型の旅行ラウンジ「MY TRAVEL Living」をイオンモールいわき小名浜に新設する。

 同ラウンジは、相談カウンターや販売員を設置せず、ラウンジ利用の案内係のみが常駐し、旅行相談はラウンジ内に設置されたモニターを経由し離れた場所にいるオペレーターが受け付ける。デジタル技術の活用により、リアル空間で接客を受けている環境と同等のサービスや情報提供を実現するという。

 旅行相談は事前予約制で1回50分。オープンスペースでは旅行パンフレットや旅に関する書籍を自由に閲覧することができる。

 

 5月25日に開催した記者会見でJTB代表取締役社長の高橋広行氏(※高ははしご高)は、22年度までの5年間に、デジタル技術、新規事業開発などに計1000億円を投資することを発表しており、「MY TRAVEL Living」はその取り組みの一環。

 同店をモデル店とし、得られるマーケティング情報、利用者の声、無人化店舗での購買習慣への反響などを検証し、今後の店舗運営に繋げていく。