日本航空、客室業務効率化でイヤホン型デバイス実証実験

  • 2018年4月11日

「Xperia Ear Duo」装着時のイメージ  日本航空(JL)は4月下旬以降、客室乗務員の機内業務効率化に向け、ソニーモバイルコミュニケーションズが21日に国内発売するイヤホン型スマートデバイス「Xperia Ear Duo」を使った実証実験を開始する。国内の航空業界では初めての試み。

 ソニーモバイルコミュニケーションズによれば、同製品は耳をふさがずに周囲の音を聞きながら会話をしたり音楽を聴いたりできる「左右独立型のワイヤレスオープンイヤーステレオヘッドセット」で、専用のアプリをインストールしたスマートフォンとワイヤレス接続して使用。同社は実証実験にあたり、客室乗務員の業務を想定して開発した専用ソフトウェアを提供する。

 JLによれば、客室における乗務員間の情報共有やコミュニケーションについては、これまでは直接口頭でおこなうか、固定のインターフォンを使用するしかなかったが、同製品を使用することで離れた場所でも瞬時の情報共有が可能になり、業務の効率化が進む見込み。また、客室乗務員の作業性や美観が損なわれないメリットもあるという。