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成田、10月の国際線旅客は2.8%増、訪日は過去最高

  • 2017年12月4日

 成田国際空港(NAA)によると、2017年10月の国際線旅客数(速報値)は前年比2.8%増の280万5943人となった。このうち日本人旅客数は2.1%減の110万1969人となり、16年9月以来13ヶ月ぶりに前年を下回った。10月初旬に韓国で旧盆「秋夕」の連休があり、訪日旅行者が増加して日本人が座席を確保しにくかったことが影響したという。外国人旅客数は11.1%増の138万1302人で10月の過去最高を記録。通過客は10.5%減の32万2672人だった。

 国際線旅客便の発着回数は2.0%増の1万4575回で、10月の過去最高を記録。日本航空(JL)が9月にメルボルン線とコナ線を就航したことや、香港線や韓国線の新規就航および増便があったことなどが後押しした。

 方面別の旅客数ではアフリカが2倍の2200人だったほか、香港が19.7%増の12万2200人、中国が16.1%増の16万9900人と、それぞれ2桁増に。欧州、オセアニア、中東を含むアジア、韓国も前年を上回った。最も減少したのは北朝鮮問題の影響を受けたグアムで25.2%減の3万1100人。このほか、台湾が2.8%減の11万1900人、太平洋が9.2%減の30万7700人と前年を下回った。

 なお、10月の国内旅客数は1.5%増の61万4553人、発着回数は2.9%増の4364回。国際線と国内線をあわせた総旅客数は2.6%増の342万496人、発着回数は2.2%増の1万8939回で、ともに10月の過去最高となった。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。