主要50社、17年度上期の海外旅行は6.5%増、すべての月が増加

  • 2017年11月29日

 観光庁がとりまとめた2017年度上期(4月~9月)の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比6.5%増の1兆420億5607万円となった。四半期別に見ると、第1四半期は7.4%増の4575億4547万円、第2四半期は5.8%増の5845億1060万円。すべての月で前年を上回り、最も伸びが大きかった5月は12.7%増の1555億7007万円となった。観光庁によれば、5月は欧州の復調に加えてハワイやミクロネシアが好調だったという。

 募集型企画旅行は取扱額が7.4%増の2255億7463万円、取扱人数が6.5%増の108万2874人。単価は0.9%増の20万8311円だった。取扱額はすべての月で前年を上回り、最も伸びが大きかった5月は13.7%増の325億5170万円となった。取扱人数は4月が1.2%減の12万9765人となった以外は、いずれも前年を上回った。

 企業別の取扱額が最も高かったのは、ジェイティービー(JTB)25社で0.7%増の3010億1343万円。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)5社が13.8%増の1929億7416万円、阪急交通社が11.1%増の1058億5602万円となり、いずれの月も同様の順位となった。

 前年からの伸び率では、びゅうトラベルサービスが27.9%増の4億3323万円で1位に。2位は東日観光で25.3%増の28億621万円、3位は楽天で20.8%増の215億6110万円、4位は日産クリエイティブサービスで19.5%増の52億8784万円、5位はトラベル日本で18.6%増の13億7961万円だった。35社が前年を上回った。

 なお、上期の国内旅行の取扱額は1.3%増の1兆7650億3187万円、外国人旅行は9.4%増の1078億9553万円、総額は3.4%増の2兆9149億8348万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加


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