ANAはLAX線、JALはロンドン線を1日2便化-冬ダイヤ開始

  • 2017年10月30日

銚子はね太鼓保存会がパフォーマンスを披露  冬ダイヤが始まった10月29日、全日空(NH)は成田/ロサンゼルス線を、日本航空(JL)は羽田/ロンドン線を、ともにこれまでの1日1便から1日2便に増便した。このうちNHの成田/ロサンゼルス線の成田発初便には、ファーストクラス8席、ビジネスクラス52席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミー166クラス、計250席のB777-300ER型機に206名と幼児2名が搭乗し、搭乗率は82.4%だった。

 出発前には記念式典も実施。NH上席執行役員成田空港支店長でANA成田エアポートサービス社長の南日隆男氏が登壇して、成功を祈念したほか、銚子はね太鼓保存会が銚子市無形文化財の「はね太鼓」を披露したという。

 NHによれば同路線の増便は既存便の好調を受けたもの。引き続き需要を獲得するため、発着時間は既存便と同じ時間帯に設定した。日米発の利用者に加えて、東南アジア発の乗継需要なども見込む。

▽JL、羽田発ロンドン行き初便は満席-成田/バンコク線も

 日本航空(JL)の羽田/ロンドン線の使用機材は「JAL SKY SUITE」を搭載したビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス88席、計161席のB787型機。成田発初便には161名と幼児1名が搭乗し、満席となった。増便に伴う記念式典やイベントなどは開催しなかった。

 JLが羽田/ロンドン線を1日2便で運航するのは初めて。羽田発を深夜にすることで日本発のビジネス需要の取り込みをめざし、乗客には搭乗前に空港の「サクララウンジ」で軽食を提供する。

 なお、JLは冬ダイヤ期間限定で成田/バンコク(スワンナプーム)線も1日1便から1日2便に増便した。使用機材や席数はロンドン線と同様で、成田発初便には161名が搭乗し、こちらも満席となった。成田を出発するのは正午過ぎで、バンコクには夕方に到着。なお、JLは昨年の冬ダイヤでも、12月23日から3月25日にかけて1日2便への期間増便を実施している。