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日本航空、17年度上期の国際線旅客は微減-9月は3.2%増

  • 2017年10月26日

 日本航空(JL)の2017年度上期(4月~9月)の運航実績で、国際線の旅客数は前年比0.1%減の421万442人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.5%増だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は1.8%増で、利用率は1.0ポイント増の81.1%となった。

 方面別の旅客数は「欧州」がテロ事件による落ち込みからの回復などにより、12.4%増の37万8297人と伸長。「米大陸」も4.6%増の63万5768人と増加した。「韓国」は前年並みの29万5550人だった。

 最も減少した方面は「オセアニア」で8.8%減の6万3601人。今春に成田/シドニー線を244席のB777型機から195席のB787-9型機に変更したことで、座席供給量が減少したことなどが理由と見られる。「ハワイ・グアム」は、夏のハワイ旅行が伸び悩み5.2%減の52万7922人。グアムは「北朝鮮問題の影響がないわけではないが、母数が少ないので全体に与える影響は小さい」という。このほか「中国」は4.2%減の68万6493人、人数が最も多い「東南アジア」は0.5%減の16万21254人だった。

 利用率とその伸び率が最も高かったのは「欧州」で、4.8ポイント増の83.5%。利用率は「東南アジア」が2.5ポイント増の81.7%、「米大陸」が0.3ポイント増の80.9%で続いた。「ハワイ・グアム」は4.7ポイント減となったものの、利用率は80.2%で8割を超えた。

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