HIS、夏の渡航先1位はハワイ-東欧・北欧が人気上昇
エイチ・アイ・エス(HIS)がこのほど発表した2017年の夏休み期間(7月15日~9月30日出発)の海外旅行予約動向で、人気の渡航先1位は昨年に続きハワイとなった。ランキングは6月29日時点の海外ツアーと航空券の予約数をもとに決定したもの。HISによると、1位のハワイは日本航空(JL)による成田線の増便や、エアアジアX(D7)による関空線の新規就航、デルタ航空(DL)による福岡線の増便などにより、前年を上回る予約数で推移。特にFITの伸びが高いという。2位以下は順にソウル、グアム、台北、バンコクとなった。
国・地域別の伸び率ランキングでは、1位に前年比261%増のスロベニア、2位に163%増のポルトガルのリスボン、5位に98%増のフィンランドのロバニエミが入るなど、東欧・北欧を中心に欧州方面が伸びており、テロ事件による需要減からの復調の兆しが見られるという。そのほかには、今年2月に全日空(NH)が就航したメキシコシティが3位に、カナダのイエローナイフが4位にランクインした。
国内旅行の人気ランキングでは、昨年と同様に1位は沖縄となった。2位は昨年3位の北海道で、3位は「九州ふっこう割」の効果で昨年は2位だった九州が1つランクを下げた。4位は中国・四国だった。
国内の人気アクティビティランキングでは、1位が沖縄でのシュノーケリング、2位が沖縄でのスタンドアップパドルサーフィン、3位が沖縄でのカヌー・カヤックと、上位3位は沖縄でのマリンアクティビティが独占した。HISによると、今年は本島だけでなく、宮古島や石垣島などでのアクティビティの予約も多く、半日から1日かけて体験するアクティビティの人気が高まっているという。なお、香港や台湾を中心に訪日外国人旅行者の予約も増えているが、日本人とは対象的に、四輪バギー体験やトレッキング、パラグライダーなど海以外でのアクティビティが人気という。