JTB、「ユナイテッドホリディ」刷新、WV造成でサービス強化
JTBワールドバケーションズ(JTBWV)は5月19日、ユナイテッド航空(UA)との共同企画による旅行商品「ユナイテッドホリディ グアム・サイパン・パラオ」を発売する。航空券と宿泊施設を組み合わせたパッケージツアーに加えて、UAのマイレージ会員向けに往復航空券を含まない「現地集合パッケージ」も提供するもの。JTB広報室によれば、同商品は2011年にJTBグループの旧アールアンドシーツアーズがUAと共同で始めたもので、今年の4月にトラベルプラザインターナショナル(TPI)が旧アールアンドシーツアーズなどを統合したことを受け、新たにJTBWVがブランドを継承。JTBWVの商品企画・造成に関するノウハウを活用してサービスを強化し、「新生ユナイテッドホリディ」としリニューアルしたという。
具体的には、ルックJTBで提供しているサービスを「ユナイテッドホリディ」でも提供。出発前に旅行先のスタッフが旅に関する質問などにメールで回答する「ルックJTB RAKUナビサポート」を実施するほか、現地ホテル内のルックJTB専用ラウンジなどを利用できようにする。また、搭乗予定の航空機が6時間以上遅れた場合、1名ごとに5000年の見舞金を支払う「ルックJTB遅延お見舞金制度」も適用する。
このほか、グアム商品については、現地のシャトルバス6路線に乗り放題の「ルックJTBコンチャカード」を提供。グアム空港の「ルックJTBプレミアムラウンジ」も利用できるようにする。
設定期間は7月1日から18年3月31日出発までで、方面はグアム、サイパン、パラオの3方面。日本からグアムへはUAの成田、関空、中部、福岡、新千歳、仙台線を利用し、サイパン、パラオについてはそれぞれグアム発のUA便を利用する。全国の地方空港から、UAが発着する国内6空港まで全日空(NH)の国内線を利用する「国内線特別代金プラン」も設けた。
UAのマイレージプログラム「マイレージプラス」の会員向けには特典として、通常のフライトマイルに加えて、出発の180日前までの予約で8000マイルのボーナスマイルを贈呈。出発の120日前まで予約した旅行者については、エコノミークラスを対象に事前座席指定ができるようにする。そのほか、往復航空券を含まない「現地集合パッケージ」を、出発の35日前までに予約した旅行者には、500マイルを贈呈する。
旅行代金は、例えば「成田発グアム3日間」プランで、行きはUAの夜便、帰りは昼便をエコノミークラスで利用し、「ホリデイリゾート&スパグアム」の客室に2名1室で宿泊する場合、8月3日までの申し込みで大人1名8万800円から28万3800円までとした。なお、成田発の利用者は成田空港のラウンジを利用することができる。