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Airbnb、国内での体験提供を強化、東京に続き大阪も

  • 2017年3月21日

アクティビティなどを提供する「ホスト」とAirbnbのゲビア氏(左から3番目) Airbnbは昨年11月に開始した新たなサービス「トリップ(Trips)」で、日本国内でのアクティビティを強化する。トリップは民泊サービスの「ホーム(Homes)」に加えて、職人や料理人、音楽家などが現地でのアクティビティなどを提供する「体験(Experiences)」、現地の情報通の観光情報などをまとめた「スポット(Places)」を取り扱うプラットフォーム。これまで日本では東京で約100件のアクティビティを取り扱ってきたが、3月21日からは大阪でも10件の取り扱いを開始する。

 3月21日に都内で開催した記者会見で、Airbnb共同創設者兼CPOのジョー・ゲビア氏は、トリップについて「旅行者が簡単に魔法のような旅行体験をできるように、宿泊・体験・スポットを1つの場所に集めた」と説明。「旅行者が現地の人と一緒に体験できる、充実したアクティビティを提供したかった」と考えを語った。

ゲビア氏 ゲビア氏によれば、現在は東京を含む世界の13都市で、約800件のアクティビティを取り扱っているところ。数時間のものから数日を要するものまであるが、91%が利用者から最高評価の五ツ星を受けているという。同氏は「東京はパリに次ぐ世界2位の人気で、日本を訪れたいゲストの数は急速に増えている。早期に体験の数を増やし、需要に応じたい」と意気込みを示した。都市数についても「今年中に51都市まで拡大したい」という。

 ゲビア氏はそのほか「ホストの経済的な支えになりたい」と述べ、体験プランの組み方や、ゲストへの効果的な情報提供の方法などをアドバイスすると語った。

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