HIS、パリでレストランバス貸切、フランス商品強化

  • 2017年3月19日

 エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、車内で食事をしながらパリ観光を楽しめる2階建てのレストランバス「バストロノーム」や、ルーヴル美術館、ヴェルサイユ宮殿を貸切で楽しむプランを組み込んだツアーを発売した。フランス観光開発機構の2017年の観光キャンペーン「フランス経由、新しい私」への協賛にあわせて企画したもので、バストロノームの貸切は初めて。添乗員が同行する「impresso」と、個人旅行型の「Ciao」の一部のツアーで、6月から9月まで出発日を限定して提供する。

 バストロノームは、車内で本格的なフランス料理のフルコースを提供しながら、凱旋門やシャンゼリゼ通り、オペラ・ガルニエ、ルーヴル美術館、エッフェル塔などを周るもので、定員は38名。乗客は天井と側面がガラス張りの2階の座席から車窓観光を楽しむ。各ポイントでは車内から撮影できるよう、一時停車する。案内は日本語のオーディオガイドでおこなう。

 ルーヴル美術館の貸切見学は、閉館後に「モナリザ」が展示されているフロアなどを貸切にするもので、今年が9年目の実施。HISによればこれまでに約3300名が参加しており、帰国後のアンケートでも9割以上の参加者から「満足した」との声が寄せられているという。ヴェルサイユ宮殿の貸切見学は昨年に続く2年目で、今年はパリ在住の日本人カメラマンが、閉館後の宮殿内で写真の撮影方法をレクチャーする。

 impressoでパリやモン・サン・ミシェル、ロワール地方などを周遊する「大満喫フランス8日間」では、6月10日と8月26日に出発するツアーに、バストロノームでの貸切ランチと2ヶ所の貸切見学を付ける。旅行代金は2名1室利用の場合、大人1名あたり18万9000円から35万9000円まで。

 そのほか3月31日までは、店頭でエールフランス航空(AF)の羽田・成田発着のパリ線の航空券を予約した人に、往路または復路で1回、有料の機内食メニューを無料で選べるキャンペーンも実施する。出発対象日は5月5日から7月13日までとした。

 また、3月31日までは新宿本社、池袋本店、渋谷本店でフランスに関するARコンテンツを提供する。スマートフォンにアプリ「Zappar」をダウンロードして対象物にカメラをかざすと、AFの機体やパリの街並みなどを見られるという。