主要49社、16年3Q累計の海外旅行は4.9%減、単価は7.2%減
観光庁が取りまとめた2016年度第3四半期累計(16年4月~12月)の主要旅行会社49社(※)の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比4.9%減の1兆5385億72万円となった。四半期別に見ると、第1四半期は6.2%減の4414億844万円、第2四半期は4.1%減の5923億2667万円、第3四半期は4.5%減の5047億6561万円だった。
企業別の取扱額で最も高かったのは、ジェイティービー(JTB)15社で5.6%減の3203億2499万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)5社が0.3%増の2617億4319万円、JTBワールドバケーションズが8.0%減の1595億5283万円だった。
前年からの伸び率では、楽天が63.9%増の240億1460万円で1位に。2位はDeNAトラベルで7.5%増の365億4874万円、3位はイオンコンパスで5.6%増の39億6507万円となり、10社が前年を上回った。
募集型企画旅行に関しては、取扱額が8.4%減の4656億2502万円、取扱人数が1.3%減の232万1076人となり、単価は7.2%減の20万607円だった。
なお、国内旅行の取扱額は2.7%減の2兆5878億6848万円、外国人旅行は11.8%増の1530億1868万円で、総額は3.1%減の4兆2793億8788万円となった。
※観光庁は9月まで50社の取扱額を掲載していたが、10月からホワイト・ベアーファミリーの情報が非開示となったため、同社を除く49社での累計を算出している。
次ページ>>>12月単月は2.8%減、年末の日並びなど影響