エアアジアX、関空/ホノルル線は6月に、搭乗率8割へ
エアアジアX(D7)は6月28日から、クアラルンプール/関空/ホノルル線を週4便で開設する。LCCが日本/ハワイ間を運航するのは初めて。日本とマレーシアが2011年の航空協議で首都圏空港以外の以遠権を自由化したことを受け、週10便で運航中のクアラルンプール/関空線の一部を延伸するもので、D7にとっては初のハワイ線となる。使用機材はエアバスA330-300型機で、ビジネスクラス12席、エコノミークラス365席の計377席。
D7によれば2月10日に大阪市内で開催した記者会見では、CEOのベンジャミン・イスマイル氏が登壇し、搭乗率80%をめざす方針を説明。そのほか、ハワイ州観光局局次長のミツエ・ヴァーレイ氏も登壇。「ハワイへの旅行者は、30代や40代に加えてアクティブシニアなどが多いが、D7の提供する価格で若い人たちにも来てもらえるのでは」と期待を示したという。
D7によれば、乗客の8割から9割程度が日本発のレジャー客となる見込みで、同区間は日本航空(JL)、デルタ航空(DL)、ハワイアン航空(HA)の3社が運航しているものの、需要は十分にあるとの考え。LCCの割安感を訴えることで、若者やファミリーの取り込みを強化する。残りの1割から2割はマレーシア発が占めると予想する。
2月11日から26日までは就航記念キャンペーン価格として、片道航空券を諸税費込みでエコノミークラスは1万2900円、ビジネスクラスは6万9900円で販売する。対象搭乗期間は6月28日から2018年2月6日まで。運航スケジュールは以下の通り
▽D7、クアラルンプール/関空/ホノルル線運航スケジュール(6月28日~)
D7001便 KUL 14時00分発/KIX 21時25分着・23時25分発/HNL 12時30分着(月・水・金・土)
D7002便 HNL 16時00分発/KIX 20時25分着 22時00分発(※翌日)/KUL 04時00分着(※翌々日)(日・火・木・土)