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JTB年末年始、海外旅行者数が3年ぶりに増加、国内は減

  • 2016年12月5日

   ジェイティービー(JTB)が発表した年末年始(2016年12月23日~17年1月3日)の旅行動向調査によると、総旅行者数は前年比2.1%減の2994万6000人となる見込みだ。海外旅行は3.3%増の64万6000人で3年ぶりに増加。一方、国内旅行は2.2%減の2930万人を予想する。調査は11月2日から14日にかけて実施したもので、航空会社の予約状況、業界動向、JTBグループの販売状況のほか、全国の15歳から79歳までの男女1200人にアンケートをおこなった。

 JTBによれば、今年は仕事納めを12月28日とすれば29日から1月3日までが休暇となるが、23日から25日までの3連休を利用して年内に旅行を済ませる人もいることから、平均旅行日数は0.2日減の3.6日と微減した。「昨年より長く休みが取れそう」と答えた人は9.7%、「昨年より休みが取れそうにない」は11.6%。旅行日数については「(昨年と)同じ日数の旅行に行く」が9.7%と最も多く、「昨年より遠距離の旅行に行く」は5.2%、「昨年より近距離の旅行に行く」は1.9%となった。

 総旅行消費額は10.4%減の1兆391億円となる見通し。平均旅行費用は、海外旅行については日並びの影響から中近距離を選ぶ人が多くなると見られ、4.7%減の20万7000円を予想する。国内旅行は9.6%減の3万900円。JTBではガソリン代が上昇したため乗用車による旅行が減少した一方で、高速・長距離バスやLCCの利用増、民宿・ペンション・公営施設など手頃な価格の宿泊施設の増加などから、旅行支出が抑えられていると分析している。

 なお、旅行に行かない人については、「家でゆっくりする」と回答した人が55.6%で半数を超えた。そのほかの理由としては「年末年始は混雑するから」が33.4%、「年末年始は費用が高い」が21.8%で続いた。


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