全日空、50機目のB787受領、羽田/アジア線に投入
全日空(NH)は8月16日、世界で初めて50機目のボーイングB787型機を受領した。50機目はB787-9型機で、機体には特別塗装を施した。同機は8月30日に羽田/ジャカルタ線に投入後、羽田/シンガポール、香港線でも利用する予定だ。
NHはB787型機のローンチカスタマーとして2004年にB787型機を50機発注し、11年に初号機を受領。その後の追加発注を経て、これまでの発注数はB787-8型機36機、B787-9型機44機、B787-10型機3機の合計83機。このうちB787-8型機は全機を受領済みだ。
8月10日の定例会見でNH代表取締役社長の篠辺修氏は、NHの国際線の4割をB787型機で運航していることを説明。フルフラットシートのビジネスクラスを有するB787型機をアジア路線に投入することで、「乗客の快適性を増して他社と勝負していきたい」と語った。
同氏は、17年2月に1日1便で運航を開始する成田/メキシコシティ線についてもB787-8型機を使用する予定であることを明かし、「B787型機の特性があってこそ実現できる路線」と説明。今後導入を予定する残りの33機についても、NHの主力機材として活用する方針を示した。