フィジーと15年ぶりに航空協議、定期便再開めざす
日本とフィジーの航空当局間協議が7月6日と7日に、フィジーのスバで開催される。現在、両国間において定期便は運航していないが、2001年以来15年ぶりとなる協議で輸送力の拡大をはかり、定期便の再開をめざす考え。国土交通省航空ネットワーク部国際航空室によれば、現在は両国の航空会社がそれぞれ週2便ずつ運航でき、日本側の空港は成田と関空、フィジー側の空港はナンディが利用できる。
両国は1980年に航空協定を発効し、1980年から87年までは日本航空(JL)が成田/ナンディ線を週2便で運航。1998年10月から2009年3月まではフィジー・エアウェイズ(FJ。当時の社名はエア・パシフィック航空)が同区間を最大週3便で運航していた。加えて、1994年10月から97年の夏ダイヤまでは、FJが関空/ナンディ線に週2便で就航。FJに日本側の発着枠を流用する形で運航していたという。
このほか国際航空室によれば、かつてはニュージーランド航空(NZ)もクライストチャーチ/関空、中部線の2路線でナンディを経由していた時期があったが、2000年冬ダイヤを最後に運航を停止している。
日本政府観光局(JNTO)によれば、14年にフィジーを訪れた日本人は5900人、日本を訪れたフィジー人は700人。15年(※暫定値)はフィジーから700人が日本を訪問した。