羽田ビジネスジェット施設の見学会開催-日本ビジネス航空協会
日本ビジネス航空協会(JBAA)は4月15日、日本旅行業協会(JATA)の協力のもと、羽田空港のビジネスジェット旅客専用施設の見学会を開催した。JBAA常務理事・事務局長の角替誠氏は「日本に飛来するビジネスジェットは確実に増加した」と語り、2015年は全国の空港の平均で前年比2割増、羽田については3割増となった旨を説明。しかし他国に比べれば利用者は少ないことから「日本市場は未成熟」と語り、旅行会社に対しては「ビジネスジェットは利幅の良いビジネス。新しい市場として捉えて、ぜひ活用してもらいたい」と呼びかけた。JBAAは今後もJATAと協力し、旅行会社に対して利用促進に向けた活動を継続していく方針。羽田以外での施設見学会も検討していくという。
見学会では、東京国際空港ターミナル(TIAT)営業部長の林秀樹氏が、羽田の国際線旅客ターミナルのビジネスジェット専用ゲートについて説明した。同ゲートは「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」の入るホテル棟の1階に位置し、14年9月に開業。施設面積は約350平方メートルで、受付カウンター、ロビー、待合室、保安検査場、CIQなどを有する。ゲートの利用は3日前までの事前予約が必要で、利用料金は1回あたり税別26万円とした。同施設の15年度の利用状況は約1500回で、林氏は「大変よい状況」と喜びを示した。今後は需要に合わせて、待合室を1室増やす予定だ。
このほか、ビジネスジェットの運航支援などをおこなうユニバーサル・アビエーションのスーパーバイザーを務める廣田英司氏が、ビジネスジェット専用駐機場について説明。ゲートから車で3分程度の場所に、ゲートの利用者が優先的に利用できる駐機スポットが4ヶ所あるほか、給油や整備、長期間の駐機のために小型機用10スポット、大型機用3スポットを設けている旨を紹介した。
※専用施設、駐機場の様子は後日掲載予定