16年GW海外1位は台湾、豪州が上昇、国内は北海道-JATA調査
日本旅行業協会(JATA)が会員企業を対象に調査したゴールデンウィーク(GW)の人気旅行先ランキングで、海外旅行の1位は昨年と同様に台湾となった。調査は営業、企画、カウンターなどの担当者339名にアンケートで実施。JATAによると台湾は、特に女性グループが好調に推移しているという。
2位はハワイ、3位はシンガポールとなり、上位3位は昨年と同じ結果となった。ハワイはファミリーや3世代旅行などが人気を集め、シンガポールは女性グループを中心に「マリーナベイサンズ」に宿泊するツアーが好評という。
このほか上位10位を見ると、7位には昨年は12位だったオーストラリアがランクイン。昨年8月にQFが羽田/シドニー線と成田/ブリスベン線を、12月にNHが羽田/シドニー線を開設したことなどで注目が集まった。欧州については昨年11月のパリでの同時多発テロ事件などの影響もあり、いずれも上位10位にランクインしなかった。
JATAではあわせて、会員の大手ホールセラー7社を対象に調査した販売動向も発表。5月2日の月曜日と6日の金曜日に休みを取得すると10連休となる今年は、北米が前年比45.7%増、オセアニアが102.9%増となるなど、長距離方面が好調となった。旅行者層については、昨年に引き続きシニアが好調に推移した。
なお、仕入れに関しては訪日外国人旅行者の急増により、上位の方面への航空座席の確保が難しくなっているという。
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