全日空、ブリュッセル線運休を延長、ドイツに臨時便
全日空(NH)は3月22日に発生したブリュッセル空港でのテロ事件を受けて、31日まで予定している成田/ブリュッセル線の運休を、4月10日まで延長する。同空港の現在の機能などを勘案して判断したもので、同期間の予約については手数料免除で払い戻しや予約変更などの手続きをおこなう。
同期間中には20便の欠航により約2400名に影響が出る見込み。3月22日から31日までについては19便の欠航で2100名に影響が出る見込みで、合計で約4500名に影響が出ることになる。4月10日以降の運航については、状況を見極めながら可否を検討する考え。
また、4月8日から10日までに関しては1日1便で、成田発デュッセルドルフ行き便の臨時便を運航する。1日から10日までの間で、成田発ブリュッセル行きの予約率が最も高かった3日間を選んで運航するもので、1日から10日までの便を予約していた人に対して優先的に販売し、空席についてはその他の利用者にも販売する。
使用機材はボーイングB787-8型機で、座席数はビジネスクラス46席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス102席の計169席。成田を9時30分に出発し、デュッセルドルフには14時30分に到着する。デュッセルドルフからブリュッセルまでの移動については、利用者が負担する。なお、NHは23日から25日にかけて、デュッセルドルフ発成田行きの臨時便を3便運航している。