ANAHDと全日空が組織改正-マーケティング会社設立へ

  • 2016年2月24日

 ANAホールディングス(ANAHD)と全日空(NH)は4月1日付けで組織改正を実施する。ANAHDでは、コーポレートブランドの向上などを目的として「コーポレートコミュニケーション推進部」を新設。対外発信とグループ内での情報共有機能を強化する。これに伴い、「グループ広報部」管下の「コーポレートコミュニケーション推進チーム」と、「グループ総務・CSR部」管下の「CSR推進チーム」が有する機能を新設部門に移管。「グループ総務・CSR部」は「グループ総務部」に改称する。

 加えて、グループ内における空港施設戦略の責任体制を明確にするため、「空港・施設企画部」が有する空港戦略に関する機能を、NHの「企画室企画部」に移管。これにより空港・施設企画部は「施設企画部」に名称を変更する。

 NHにおいては、収入源の多様化とマーケティング力の総合的な強化に向け、新たにマーケティング事業会社を立ち上げる計画。そのため、マーケティング室の直下に「マーケティング事業会社準備室」を新設する。なお、NH広報部によれば新会社の設立時期などの詳細については検討中という。

 総務・CSR部の「CSR推進チーム」と広報部の「コーポレートコミュニケーション推進チーム」が有する機能については、ANAHDに新設される「コーポレートコミュニケーション推進部」に移管。これにあわせ、総務・CSR部は「総務部」に名称を変更する。

 このほか、東京支店を「東京本店」に改称し、直下に「販売計画室」を新設。販売計画室では、各支社の販売計画に関する機能の統括を強化する。また、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄の各支店の名称を、それぞれ「支社」に変更する。