スカイマークと全日空、共同運航協議が難航-佐山氏がツイート

  • 2016年1月25日

 経営再建中のスカイマーク(BC)が2016年冬ダイヤからの開始を見込んでいた全日空(NH)とのコードシェアが、先送りとなる可能性が高いことが、このほど明らかになった。NHが使用している予約システムの導入についてBC側が難色を示しているためと見られ、BCの代表取締役会長を務める佐山展生氏は、自身のツイッターアカウントで「事業の自由度がなくなり、独立が維持できなくなるので、全日空の予約システムに入る訳にはいきません。どうかご理解頂きたいと思います」と述べている。

 BCがNHの予約システムの決定を導入したとしても、準備には1年近くを要すると見られることから、16年冬ダイヤ開始と同時にコードシェアを開始することは難しい見通し。BCの広報担当は今後の協議について「時期や手法も含めて検討を続けていく」と回答。NHの広報担当も「コードシェアの開始時期についてはBCが示したもの」と説明した上で、引き続き検討を継続する旨を説明した。

 BCは、昨年9月にNHとコードシェアに関する基本契約を締結。具体的な対象路線の選定や便数、予約管理システムの利用などについて検討を進めるとしていた。