政府、普天間へのディズニー誘致を全面支援-官房長官会見
内閣官房長官の菅義偉氏は12月8日に開催した記者会見で、2019年2月までに運用が停止される予定の米軍普天間飛行場について、返還後の跡地へのディズニーリゾート誘致を政府として全面的に支援する考えを示した。菅氏は会見に先立ち宜野湾市長の佐喜眞淳氏と面会。「同市からの非常に強い要請がある」と伝えるとともに、同市に対しては「経営会社への要望の橋渡しに協力していきたい」と語った。
沖縄県については現在、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が本島北部での開業を計画しているが、菅氏は両施設が沖縄に進出した際には「大きな相乗効果が生まれる」と肯定的な見方を示した。
なお、東京ディズニーリゾートなどを運営しているオリエンタルランドは一連の報道を受けて、9日に「宜野湾市からの要請に関する報道について」と題したニュースリリースを発表。「本件は当社として今後慎重に検討をおこなっていくもので、現時点で対応方針など決定している事実は一切ない」と説明している。