フィンエアー、福岡/ヘルシンキ線就航-16年春から週3便
フィンエアー(AY)は2016年の夏ダイヤで、夏の季節運航便として福岡/ヘルシンキ線を開設する。日本航空(JL)やブリティッシュ・エアウェイズ(BA)との共同事業の一環として、来春から週3便で運航する計画で、就航日は現時点では未定とした。同社にとっては初めての九州への定期路線となる。政府認可申請中で、16年以降も継続していく予定だ。
AYの社長兼CEOのペッカ・ヴァウラモ氏は「2020年までにアジア路線を10年の倍に拡大する計画を進めており、今回の新規路線は目標達成に向けた重要なステップ」とコメント。なお、福岡/欧州線については、先日、KLMオランダ航空(KL)が来年1月から福岡/アムステルダム線を運休すると発表しており、AYが唯一の欧州線となる。
AY日本支社営業総支配人の永原範昭氏は福岡線について、九州全域に加えて中国地方の顧客の利用も見込んでいるとし、福岡は気候が温暖で、歴史、建築、芸術、ショッピング、グルメなど多様な魅力があると説明。「欧州各地でも注目を集めており、インバウンドの需要も期待できる」という。
運航機材はエアバスA330型機でビジネスクラス、エコノミークラスの2クラス制とした。座席総数は297席、271席、263席のいずれかになる見込み。詳細なスケジュールは以下の通り。
▽AY 福岡/ヘルシンキ線 運航スケジュール(16年夏ダイヤ~)
AY076便 FUK 09時30分発/HEL 13時55分着(水、金、日)
AY075便 HEL 16時30分発/FUK 08時00分着※翌日(火、木、土)