風の旅行社、ピース・イン・ツアー買収、来年の合併視野に
風の旅行社は7月下旬、ピース・イン・ツアーを買収し、風の旅行社代表取締役社長の原優二氏が、ピース・イン・ツアーの代表取締役社長に就任した。両社はともに「旅の専門店連合会(旅専)」に所属。風の旅行社はネパールやモンゴル、チベットを、ピース・イン・ツアーはインドシナを主に専門にしている。
今回の合併は、ピース・イン・ツアーの前代表取締役社長の松永充弘氏が健康上の理由で退任を決定したことがきっかけ。原氏によると、ピース・イン・ツアーは風の旅行社が一部扱っているインドシナ方面に強い点、スタディーツアーの取り扱いが多く、NPOやNGOのオーガナイザーと強固なネットワークがある点などを考慮したという。
現在はピース・イン・ツアーの体制をそのまま引き継ぎ、業務を継続している。人員や社名にも変更はない。今後は風の旅行社にピース・イン・ツアーを合併する方針で、来年3月を目途に検討を進めているとした。ピース・イン・ツアーの名称はブランド名として、風の旅行社内に残す見込みだ。