全日空、ヒューストンでスルーバゲージ開始、UA国際線との乗継で
全日空(NH)はこのほど、ヒューストン空港におけるユナイテッド航空(UA)の国際線との乗り継ぎに関して、荷物の一時受け取りを不要とした。米国の国土安全保障省税関・国境取締局から「I to I Program(International-to-International Baggage Program)」の適用が認可されたことにともなうもの。同プログラムが認可されたのは、日本の航空会社としては初めてという。
今後、成田発ヒューストン行きのNH174便からUAが運航する国際線に乗り継ぐ利用者および、UA国際線からヒューストン発成田行きのNH173便に乗り継ぐ利用者は、ヒューストン空港での荷物の一時受け取りが不要となる。すでに成田発は7月20日から、ヒューストン発は23日から開始している。
ヒューストン空港はUAのハブ空港の1つで、UAはメキシコなどの中南米諸国にネットワークを展開。NHとUAは乗継利便性の向上をめざし、2時間以内に乗継可能なメキシコへのコードシェア便を、現在のカンクンとモンテレイの2路線から、2015年冬ダイヤには7路線に拡大する。新たな対象路線はメキシコシティ、レオン、アグアスカリエンテス、ケレタロ、グアダラハラ。