中国南方航空、夏ダイヤで関空線大幅増便、広州線は1日2便に

  • 2015年3月15日

 中国南方航空(CZ)は3月29日からの夏ダイヤで、関空発着路線の大幅増便を決定した。政府認可申請中だ。増便では広州線を現在の1日1便から2便に増便。同路線は2014年8月まで1日2便で運航しており、今回は休止していた午前便を再開する。

 CZによると、円安などの影響で訪日需要が大幅に増加したことや、堅調な日本発の業務渡航需要に対応するためのもの。広州空港を経由した中国国内や第3国への乗継利用の取り込みもはかる。午前便を再開することで、同日乗継の利便性が大幅に向上し、CZの運航するほとんどの路線に乗継できるようになるという。

 同社によると日本発ではシェムリアップやバンコクの人気が高く、特にシェムリアップについては前回運航時は「かなり好調だった」ことから期待が高いという。増便分の運航機材はエアバスA320型機で、ビジネスクラス8席、エコノミークラス143席の計151席。

 また、瀋陽線は4便増便しデイリー運航を開始。ハルビン線は木曜日を1日増便し、4月23日から週3便で運航する。両路線とも、以前は在日中国人の帰省などが多く生活路線としての位置付けだったが、最近では中国発の訪日団体などが増加傾向にあり、そうした状況を受けて増便を決定した。

 増便分の詳細なスケジュールは以下の通り。

▽CZ 2015年夏ダイヤ 関空線増便分(3月29日~)

・広州線
CZ393便 CAN 16時20分発/KIX 21時00分着(デイリー)
CZ394便 KIX 09時00分発/CAN 12時00分着(デイリー)

・瀋陽線
CZ611便 SHE 08時50分発/KIX 12時10分着(デイリー)
CZ612便 KIX 13時10分発/SHE 14時40分着(デイリー)

・ハルビン線
CZ631便 HRB 08時05分発/KIX 12時05分着(火、木、金、日)
CZ632便 KIX 13時05分発/HRB 15時05分着(火、木、金、日)