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ジャルパック、15年度海外は24万人目標、添乗員付き商品拡充

  • 2015年1月19日

 ジャルパックは1月19日、2015年度「JALパック」の海外、国内上期期首商品を発表した。同社代表取締役社長の二宮秀生氏は「多様化したニーズにもしっかりとお答えするように、お客様視点を第一にしっかりと見て、旅のプロとして創意工夫をしながらやっていく」と意気込みを述べた。

 二宮氏は2014年度の海外旅行商品の取扱人数を約23万人と見込み、15年度は14年度比約4%増の「24万人くらいをめざしたい」考えを示した。また、同氏は海外旅行の商品単価について言及。燃油サーチャージや円安もあるが、企業努力により微増にとどまったとした。燃油サーチャージについては「下がると期中商品(の旅行代金)は下がることもある」とした。

 海外旅行では、添乗員(TC)付き商品で設定方面を拡充。今まで設定した欧米方面に加え、アジアや台湾、オセアニアでも新たに設定した。また、1名参加や女性参加限定日について、今まで欧州で設定したものをアジアやヨーロッパでも用意。加えてロストバゲージ保険に加入し、最大10万円までのサポートを可能とした。

 また、期首商品には組み込んでいなかった、航空座席を隣または付近にする「おとなり・お近くシート」について、顧客の要望に応え全方面で申込時から確約する。さらに、ハワイや欧州の羽田発商品で、2名で通路を挟んだ座席が手配できるプランを用意。ジャルパックによると、同プランは業界初だという。

 このほか、14年度にブランド誕生50周年商品として好評だったコースの一部を、15年度も更にブラッシュアップして継続。二宮氏によると、ブランド誕生50周年商品は、上期は集客目標200名だったところ340名の実績を残しており、下期も200名の目標に対し、1月初旬現在で400名の予約があるという。

 方面別では、ハワイで好評のホテル内ラウンジを、「ザ・ロイヤル ビーチタワー、アット ザ ロイヤル ハワイアン」にも新設。アメリカでは新たにイエローストーンを巡るコースを用意した。欧州では移動時のバスを強化し、座席の足元が広いバスや無料WiFi付きのバス利用コースを新設。夕食をミシュラン星付きレストランでとるなどこだわった「夕食ちょっぴり贅沢コース」も設けた。

 オセアニア・南太平洋では、ハネムーンをプラン化して選びやすくしたほか、「星野リゾート Kia Ora ランギロア」を組み込んだツアーを新規設定。グアムでは現地発夕方の「レイトチェックアウトプラン」を新設するとともに、50周年特別企画で好評だった、ホテル日航グアムのスイートルーム部屋指定コースを継続する。アジア・台湾・韓国では「おまかせ」コースを全コース1名催行にしたほか、韓国で日韓国交正常化50周年を記念し、JALパックで初めて釜山インソウルアウトの旅程を用意した。

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