JTBワールドバケーションズ西日本販売本部は9月5日、関西発ルックJTB「旅マドンナ」シリーズの14年度下期（2014年11月～2015年3月出発）商品を発売した。ハワイ、香港、シンガポール、台湾、ヨーロッパの5方面で1580名の販売をめざす。

　同商品は海外旅行の購買意欲が高いとされる40代以上の女性から、子育てを終えた団塊世代の60代主婦層までの「大人世代の女性」をターゲットにしたもの。同社によると、ターゲット層は安さだけでなく品質も追求しており、海外旅行に費用対効果を求める傾向があるという。

　下期商品では、上期商品から台湾とハワイで展開中の、土産や食事に使用できる引き換えクーポン付き「おもてなしBOOK」を、新たにシンガポールと香港でも実施する。例えば、シンガポールではラッフルズ・シンガポールで紅茶のセットに、香港ではペニンシュラ香港ホテルでチョコレートや中国茶に交換可能だ。

　また、「母娘」旅行の取り込みをはかり、香港、シンガポール、台湾で「母娘特典」を新たに設定。14年上期の旅マドンナでの母娘旅行の参加率を見ると、香港は47％、シンガポールは45％、台湾は30％、ハワイは28％、ヨーロッパは15％だったという。特典は、例えば香港では、スイーツ専門店「糖朝」でのデザートクーポンをプレゼントする。

　さらに、単身で長期間家を空けにくい既婚女性や、仕事で休みが取りにくい女性などを考慮し、ヨーロッパで6日間のコースを引き続き用意。添乗員同行でドイツ、フィンランド、ベルギー、スペインの4コースを設定した。