JATA、14年訪韓300万人でキャンペーン-ツアー参加者に商品券配布

  • 2014年5月14日

「❝韓国❞たび旅キャンペーン」ロゴ 日本旅行業協会(JATA)は5月1日から12月31日まで、韓国観光公社(KTO)の協力を得て、会員各社を対象とした「“韓国”たび旅キャンペーン」を実施する。2012年から続く訪韓日本人数の激減に歯止めをかけ、あわせて2014年の目標数300万人の達成に向けテコ入れをおこなうことがねらい。

 キャンペーンでは、春川浪漫市場、全州南部市場、慶州中央市場、済州東門市場の4市場が日程に組み込まれた募集型企画旅行の参加者に、1名あたり5000ウォンの商品券を提供する。5月から12月までの間に日本を出発するツアーが対象で、パンフレットや新聞広告などにキャンペーンのロゴと、韓国文化体育観光部長官の歓迎メッセージを掲載し、韓国観光公社提供の商品券を贈呈する旨を明記することが条件。商品券の費用はKTOが負担する。

 また、同期間に日本を出発する募集型企画旅行で、同様にパンフレットなどにロゴとメッセージを明記する商品については、ブローシャーや広告の作成に関して経済的なサポートをおこなう。こちらもサポート費用はKTOが負担する。

 JATAによれば、訪韓日本人数は2012年に過去最高の352万人を記録したものの、同年秋以降の日韓関係の冷え込みや、アベノミクスの影響による円安ウォン高などにより、2013年には275万人に激減。2014年に入っても回復の兆しが見えないことから、JATAでは2月に菊間潤吾会長を団長とするミッションを派遣して、韓国文化体育観光部や韓国観光公社などと今後の協調を確認している。