JAL・ANA、GW国際線予約は12.3%増、予約率も向上
日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年ゴールデンウィーク期間(2014年4月25日~5月6日)の予約状況で、2社合計の国際線予約人数は前年比12.3%増の51万92人となっている。座席数は10.9%増の69万3281席、予約率は0.9ポイント増の73.6%。
会社別に見ると、JLは座席数を5.4%増としたところ予約数が9.4%増となり、予約率は2.8ポイント増の76.6%。これに対して、NHは羽田線の拡充もあり座席数が17.6%増の33万1205席と大きく増加し、予約数も15.9%増の23万2878人となった。ただし、予約率はJLが2.8ポイント増の76.6%、NHが1.0ポイント減の70.3%と差が開いている。
方面別で予約数の動向を見ると、JLは東南アジアと台湾が前年を下回った以外は全方面でプラス成長。特に米大陸、中国・香港、欧州、韓国、ハワイは2桁の伸びを示している。一方、NHでは座席数を縮小したハワイが13.4%減の2桁減となっているが、北米は座席を47.4%増と増やしたことに伴って33.9%増。中国とその他アジアのも14.9%増となっている。
予約率では、JLはグアムが3.4ポイント増の88.9%で最も高く、次いでハワイが3.3ポイント増の85.4%、米大陸が4.3ポイント増の83.4%となったほか、韓国も14.4ポイント増の83.3%と回復した。NHはハワイが1.7ポイント増の83.8%となった以外、公表している区分では全方面が8割を切り、北米、欧州、中国ともに60%台に留まっている。