デルタ、長距離国際線のエコノミーでスリープキット配布

  • 2014年4月13日

 デルタ航空(DL)は4月から、長距離国際線のエコノミークラスの乗客向けに、新たにアイマスクと耳栓が入った「スリープキット」の提供を開始した。対象路線は日本発着の米国本土線、ハワイ路線、シンガポールとバンコク線と、韓国、中国、オーストラリア発着の米国本土線、太平洋路線など。DLでは機内サービスなどの乗客に提供する体験の向上をはかり、数十億ドル規模の投資をおこなっており、今回の機内サービス拡充もこの一環だ。

 また、食事の後には水のペットボトルを配布するサービスも開始。昨年末から飛行時間が12時間以上の長距離路線を対象に提供を始めていたが、今年の夏までに他の長距離路線でも実施する予定だ。

 さらに、今夏までに国際線全線のエコノミークラスと米国内線のファーストクラス、エコノミークラスで配布している機内エンターテイメント用イヤホンのアップグレードもおこなう。このほか、機内誌「SKY」の英語版のデザインを4月号から刷新。ビジネストラベルに焦点を当てた内容にしていくとした。

 なお、長距離国際線ではビジネスクラスに全席通路側のフルフラットベッドシートを順次導入中。日本発着の米国、アジア路線は13年夏に投入済みで、今夏に全長距離国際線への導入が完了する予定だという。