日本観光ポスターコンクール、大賞に岐阜県恵那市 日観協
公益社団法人日本観光振興協会は3月27日、日本観光ポスターコンクールの入賞作品を発表した。グランプリにあたる国土交通大臣賞に岐阜県恵那市の「恵那市岩村 人と自然が織りなす物語。」が選ばれた。応募総数は189作品。
同コンクールは1947年から始まり、今回で62回目。一次審査で49作品に絞り込み、作家の伊集院静さん、列車の車体デザインで知られる水戸岡鋭治さん、グラフィックデザイナーの左合ひとみさんによる審査会で各賞を決めた。消費者からのオンライン投票も受け付けた。
国土交通大臣賞に選ばれた「恵那市岩村 人と自然が織りなす物語。」は、日本三大山城のひとつ岩村城の幻想的な風景、伝統的な景観を残す岩村城下町、幕末の儒学者・佐藤一斎の写真・肖像画をそれぞれ1枚のポスターに大きく写し、端的に魅力を表した。審査員全員が高い評価を与えた。
総務大臣賞は、沖縄県宜野座村観光推進協議会「ありのままの宜野座村の暮らし」。観光庁長官賞はJRグループ「秋田デスティネーションキャンペーン」。日本観光振興協会会長賞もJRグループで「仙台・宮城デスティネーション」で、受賞常連の同グループが強さをみせた。
審査員から評価の高かった作品に贈る審査員特別賞は、愛知県東三河広域観光協議会「いつきてもホッ!ほの国東三河」、函館市観光コンベンション部ブランド推進課「眠っているのが、惜しくなる。函館」、ソーシャルコネクト「東北の魅力は人だと思う。」が受賞した。
消費者によるオンライン投票は1位が宮崎県「神話のふるさと みやざきポスター『神話の源流へ。』」で、入賞に食い込んだ。 2位は岐阜県郡上市観光連盟「郡上で○○。シリーズ(郡上で恋せよ。) 」、3位は岐阜県高山市「飛騨高山観光ポスター」。有効投票数は3万9352票 。
表彰式は9月下旬に開催予定の「ツーリズムEXPOジャパン」で行われる。
情報提供:トラベルニュース社