JAL・ANA、2月の国際線旅客は1.5%増、利用率は明暗
日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年2月の輸送実績で、2社合計の国際線の旅客数は前年比1.5%増の107万1838人となった。JLは0.5%増の59万7213人とほぼ前年並みであったが、NHは2.9%増の47万4625人。一方、ロードファクターはJLが2.3ポイント増の77.8%、NHが1.9ポイント減の70.3%と傾向が分かれた。
ロードファクターの差は、JLが座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を1.2%減と絞ったものの、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が1.8%増となったのに対し、NHはRPKが5.8%増と伸びたものの、ASKを8.6%増と大きく拡大しており空席が増えたため。
方面別の旅客数を見ると、JLはオセアニア線が8.9%増、太平洋線が8.2%増と好調で、中国線と欧州線も5%超の伸び率。一方、NHは北米・ホノルル線が16.0%増と大きく増加しアジア線も0.7%増。欧州線が8.0%減であった。