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春秋航空日本、新造機を公開-国内線で地域と協力、旅行会社活用も

  • 2013年12月27日

新機材と制服のプロトタイプをお披露目(クリックで拡大) 春秋航空日本は12月26日、2機目となるボーイングB737-800型機の新造機と乗務員の制服を公開した。同社は2014年5月末から成田/佐賀、高松、広島線をそれぞれ1日2便で運航する計画で、このほど国土交通省より航空運送事業の許可を取得した。

 春秋航空日本取締役会長の王煒氏によると、国内線は地域密着型で展開していく方針。物産品の機内販売や機内食などの提供で地元との連携を積極的に取り組んでいくとし、「キャビンを一つの出会いの場として、自治体などには活用してもらいたい」と語った。

 運航機材のB737-800型機は3-3の189席で、2クラス制を採用する予定。前3列がプレミアムシートで座席ピッチは33インチとし、通常の座席はシートピッチが29インチ。左右でシートピッチに若干違いがあるという。なお、非常口付近の座席2列分のシートピッチは38インチとなっている。

今回見学した2機目は12月22日に日本に到着 まずは3機体制で運航を開始する予定。同社によると3路線であれば2機で十分対応できるが、1機分は保険として余裕を持って運航するための機材と位置づける。14年中に更に2機、15年から17年まで毎年5機ずつ導入し、5年間で20機体制まで拡大する計画だ。

 国内線のターゲットは日本国内の乗客と中国や台湾からのインバウンドで、比率は半々となる見込み。インバウンドについては、春秋航空(9C)の既存路線の活用に加え、春秋航空日本で運航予定の国際線からの乗り継ぎ需要も見込む。春秋航空日本代表取締役社長の鵜飼博氏は「2社が協力してネットワークを組み、東アジアの航空網を構築していく」ことで「日中両国のお客様のニーズに的確に応えていけるのでは」と語った。

 国際線では成田を拠点に中国の各地方への路線を運航する予定。王氏は「いろいろ手続きがあるため、準備を進めている」と説明。就航時期は明言しなかったが、「そう遠くないうちに」就航できる予定だという。

 一方、王氏は9Cについても言及。現行どおり上海発で日本の地方空港へ運航する方針で、現在就航中の茨城/上海線についても継続するとした。

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