五輪チケットで詐欺、大手の社名騙る-JATAが注意喚起

  • 2013年11月13日

 日本旅行業協会(JATA)によると、2020年の開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックについて、JATA会員の大手旅行会社の社名を騙り、開会式の特別シート先行予約の申し込みを勧誘する内容のはがきが送付されている。はがきには社名や旅行業登録番号、電話番号などが記載され、電話はつながらないが、後日に購入意思の確認の電話がかかってくるという。

 社名を使用された旅行会社は東京オリンピック・パラリンピックの招致スポンサーを務めていたが、実際の入場券などの販売については何も決定されていない段階。JATAでは、ウェブサイト上で消費者の注意を喚起している。

 なお、国民生活センターによると、旅行業以外でも東京オリンピック・パラリンピックに関する詐欺的なトラブルの相談が入ってきているという。