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旅行業倒産、上期は27件で4割増、負債1.5倍に-9月も増加傾向

  • 2013年10月8日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2013年度上半期(2013年4月1日~9月30日)の旅行業倒産件数は前年の19件から27件に増加し、42.1%増となった。負債総額は55.8%増の30億6700万円。期間中で負債額が最も大きかったのは4月に発生した日東トラベルで5億円。次いで、7月のパーフェクトアイズで4億8000万円、6月のサザンツーリストで4億2000万円などとなった。

 9月単月では件数が2件増の4件、負債総額が23.8%増の3億8100万円。4社のうち1社はトラベル世界で負債額は2億9800万円。このほか、福岡県で「マイツアー八女旅行センター」として旅行代理業を展開していたマイツアーが負債総額1300万円で破綻している。

 一方、宿泊業では、上半期は倒産件数が53件が61件となり15.1%増。負債総額は25.2%減の288億9200万円であった。また、9月単月では1件増の8件で、不負債は40.4%増の74億5500万円となった。

 なお、震災関連の倒産は、旅行業が上半期で7件、9月単月で2件、宿泊業が上半期で7件、9月単月で0件となった。TSRは、宿泊業ではこれまで震災関連倒産が件数を押し上げてきたが、9月が0件になったことで震災の影響は一段落したと分析している。